日々の中での大切な気付き
vol.3458
今日の日経新聞に
こんな記事が出ていた
キリンの『一番搾り』というビールが
起用していた嵐を捨てて
ブランドイメージ刷新
というニュース
ここにも書いてあるけど
10年もかけてブランドイメージを作ってきて
しかも、嵐を起用したことで
売上も順調に伸びていた
でもそれを
ここに来て一新するという
でもその裏には
キリンの色々な思いが詰まっているらしい
確かに嵐の起用で
一番搾りで嵐グッズを貰おうキャンペーンなどで
若い層への購買は上がったけど
本来
一番搾りの味をわかってくれるのは
4,50代の男性
それなのに
そこに目を背けて
キャラクターで物を売ってきた
でもそれでは
いつまでたっても
アサヒのスーパードライには勝てない
そこで展開したのが
ブランドの刷新
そして行ったのが
消費者のニーズを聞こうと
1万人以上の聞き取り調査をしたらしい
その時に重要視したのは
赤線の部分にも書いているけど
一番搾りに何を求めるか?
という質問ではなく
どういう時になぜビールを飲むのか?
というところを突き詰めた
っと・・・
ここって意外に重要で
わしもうちの塾生さんに
いつも言っているのは
何をするにも
まずはリサーチが1番
料理は仕込みが8割
って言うけれど
ビジネスでも一緒
お客さまのニーズを聞き出す
リサーチが8割
だから、わしがコンサルしているお客様の
プロジェクトが立ち上げのときにはも
必ずリサーチをしてもらうんじゃけど
そのリサーチ案件
つまり質問項目が
自社目線になっていることが多い
前出のキリンでも
一番搾りに何を求めるか?
って言う質問されて
みんなじゃったら
なんて答える
わしじゃったら
別に何も求めんよ
そもそも一番搾りがどうとかこうとか
そんなん気にして飲んだことないし・・・
でも、、キリンの人に
直接マイク向けられて聞かれとるんなら
社交辞令で
美味しさを求めます
なんて答えるかも
いや、わし・・・
そんな社交辞令できん人じゃけ
はっきり言うと思うね
ビールならなんでもええんよ
ってね
まぁ~それにしても
世の中には
答えにくいアンケートが
あふれとるよ
この前も
新幹線に乗る前に
JR東日本が
アンケート調査をやっていて
答えてくれたら
500円の商品券みたいなのをくれる
みたいなアンケートをやっていたので
どんな内容なのか
調べてみようと応じてみたら
すべてが
JRに目線が向いている
よく乗られるJRは何です?
駅員の対応はどうですか?
社内の環境はどうですか?
みたいなどこにでもあるような
そして、何を調べようとしているのか
全く意味がわからん調査項目ばかり
そして、一番驚いたのが
JRも在来路線から始まり
新幹線に関しても
地下鉄についても
延々と質問は続き
最終的には
35項目くらいの質問じゃった
すぐに終わるので!
って言われた
このアンケート
全然直ぐじゃないけ
JR在来線と新幹線までは
あれでも集中力持って答えていたけど
地下鉄項目にはいったら
もうどうでも良かったけ
かなり適当な答えになってたね
そのアンケート
取って何かに役立てとるんか?
って思うし
仮にそのアンケート結果が
何かに使われたら
それはそれでマズいけ
なんてったって
あれだけ質問事項が多かったら
絶対に最後はテキトーになっとるけ
だからお客様に聞くアンケートは
何を知りたいから行うのか
そこで得たアンケートを
何に使おうとしているのか
そして自社目線じゃなく
お客様目線になっているか
ここを意識して
アンケートは取ってね
ほんじゃまた
名前 | 板坂 裕治郎 |
---|---|
職業 | 経営コンサルタント |
通称 | アホ社長再生プロモーター |
住まい | 広島県 |
生年月日 | 1967年2月9日 |
1967年広島生まれ。
1990年、一般人が絶対に着ない服だけを扱う洋服屋「タイアンドギー(広島弁で「かったるい」の意)」を創業。
映画「ミナミの帝王」に衣装提供するなど、数多くの著名人に愛される。
その後、複数の飲食店を開業し、事業を拡大するが、仕入れ先の倒産がきっかけで資金がショート。銀行や消費者金融から借入のほか、ヤミ金にも手を染め総額1億円の負債を抱える。
一時は自殺まで考えたが、その時期に7人もの経営者仲間が借金苦で自殺したのを目の当たりにし一念発起。
「金のために命を絶つアホをなくす」べく中小零細弱小家業専門の経営コンサルタントに転身。自身の壮絶な体験から導き出した経営理論と、厳しさと情熱、人情味あふれる指導で
『業界の常識をぶち破り、誰からも憧れられる影響力を持った異端児を輩出する』
これをビジョンに、オリジナルメソッド「NJE理論ブログ」を全国で展開し 受講者からは「マジで人生が変わる!」との声が続出
これまで、2900人以上の方が受講し、売上アップ、メディア出演による会社の認知度向上など多くの成果を上げ、自身も13年間毎日更新し続ける。
2018年に発売した「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則」は、発売前から重版するという異例のベストセラーとなり
2021年に2冊目となる「日本一わかりやすい『強みの作り方』の教科書」も、たちまち重版するベストセラーとなっている。