今日の日経新聞に
こんな記事が出ていた

キリンの『一番搾り』というビールが
起用していた嵐を捨てて
ブランドイメージ刷新
というニュース
ここにも書いてあるけど
10年もかけてブランドイメージを作ってきて
しかも、嵐を起用したことで
売上も順調に伸びていた

でもそれを
ここに来て一新するという
でもその裏には
キリンの色々な思いが詰まっているらしい
確かに嵐の起用で
一番搾りで嵐グッズを貰おうキャンペーンなどで
若い層への購買は上がったけど
本来
一番搾りの味をわかってくれるのは
4,50代の男性
それなのに
そこに目を背けて
キャラクターで物を売ってきた
でもそれでは
いつまでたっても
アサヒのスーパードライには勝てない![]()

そこで展開したのが
ブランドの刷新
そして行ったのが
消費者のニーズを聞こうと
1万人以上の聞き取り調査をしたらしい
その時に重要視したのは
赤線の部分にも書いているけど![]()

一番搾りに何を求めるか?
という質問ではなく
どういう時になぜビールを飲むのか?
というところを突き詰めた
っと・・・
ここって意外に重要で
わしもうちの塾生さんに
いつも言っているのは
何をするにも
まずはリサーチが1番
料理は仕込みが8割
って言うけれど
ビジネスでも一緒
お客さまのニーズを聞き出す
リサーチが8割
だから、わしがコンサルしているお客様の
プロジェクトが立ち上げのときにはも
必ずリサーチをしてもらうんじゃけど
そのリサーチ案件
つまり質問項目が
自社目線になっていることが多い

前出のキリンでも
一番搾りに何を求めるか?
って言う質問されて
みんなじゃったら
なんて答える![]()
わしじゃったら
別に何も求めんよ
そもそも一番搾りがどうとかこうとか
そんなん気にして飲んだことないし・・・
でも、、キリンの人に
直接マイク向けられて聞かれとるんなら
社交辞令で
美味しさを求めます![]()
なんて答えるかも
いや、わし・・・
そんな社交辞令できん人じゃけ
はっきり言うと思うね
ビールならなんでもええんよ![]()
ってね
まぁ~それにしても
世の中には
答えにくいアンケートが
あふれとるよ
この前も
新幹線に乗る前に
JR東日本が
アンケート調査をやっていて
答えてくれたら
500円の商品券みたいなのをくれる
みたいなアンケートをやっていたので
どんな内容なのか
調べてみようと応じてみたら
すべてが![]()
JRに目線が向いている
よく乗られるJRは何です?
駅員の対応はどうですか?
社内の環境はどうですか?
みたいなどこにでもあるような
そして、何を調べようとしているのか
全く意味がわからん調査項目ばかり
そして、一番驚いたのが
JRも在来路線から始まり
新幹線に関しても
地下鉄についても
延々と質問は続き
最終的には
35項目くらいの質問じゃった![]()
すぐに終わるので!
って言われた
このアンケート
全然直ぐじゃないけ![]()
JR在来線と新幹線までは
あれでも集中力持って答えていたけど
地下鉄項目にはいったら
もうどうでも良かったけ
かなり適当な答えになってたね
そのアンケート
取って何かに役立てとるんか?
って思うし
仮にそのアンケート結果が
何かに使われたら
それはそれでマズいけ
なんてったって
あれだけ質問事項が多かったら
絶対に最後はテキトーになっとるけ
だからお客様に聞くアンケートは
何を知りたいから行うのか
そこで得たアンケートを
何に使おうとしているのか
そして自社目線じゃなく
お客様目線になっているか
ここを意識して
アンケートは取ってね
ほんじゃまた
