今現在、福島で
小学校5年生でもわかる単純明快経営塾
コレを開催しとるんじゃけど
ここに面白い商売をやっている人がいる
赤丸の彼ね
年はまだ40じゃけど
会社を受け継ぐために
いま一生懸命勉強中
彼の会社は
何代目って言ってたかな~~
ちょっと覚えていないけど
相当長く続いている
お漬物屋
そこで、自社の強みを見つける
というワークの中で
彼が書いた強みは
お漬物を作る技法
巷に売っている漬物は
発酵されてないものが多い
だから漬物とは名ばかりで
全くの発酵商品になっていないから
体にとって何の栄養もない
そんな商品ばかりの中
彼の会社が作るお漬物は
ちゃんとした発酵技術で
良いものを作っているという
たしかにそれって
すごいことなんじゃろうけど
これって
職人感覚の発想なんよ
たしかにすごい技術なんだろうけど
それが自分にとって
どんなにメリットが有るかしか
一般消費者はそこにしか
興味を持っていない
しかも
そんな何の栄養のないお漬物も
ちゃんと発酵させたお漬物も
一般消費者にとっては
ただのお漬物なんよ
でも、彼の会社の作る
福島りょうぜん漬け
という商品は
福島の人はほとんどが知っていると
力説するので
セミナーに参加していた
福島メンバーに聞いてみると
驚くことに
みんなが知っているという
それめちゃくちゃすごいじゃん
でも、そのみんなが知っている
福島りょうぜん漬けってのは
広島菜とか奈良漬けみたいな
ジャンルの話であって
その中の1番が取れとるんか
って聞いてみると
その福島りょうぜん漬けって
うちの商品の名前なんです
だから他所にはないんです
って・・・・
そんなオリジナルな商品名を
福島の人のほとんどが知っているの
すると福島メンバーが全員で
えええええっっ!!
あれって漬物の名前じゃなくて
商品名だったの?
しかも一社しか作ってないなんて
全然知らなかった!
っと、福島の人たちも
誰も知らなかった
ここですよ!ここ
ついつい職人になってしまうと
こういう大事なところに気がついてないんです
ということは
福島りょうぜん漬け シェア世界NO1
というコピーが使える
唯一の会社なんです!
福島の人は
福島りょうぜん漬けは
漬物のジャンルだと思っているんだから
その中の世界シェアNO1って書けば
少なくとも
この会社の凄さが伝わる
でも、そんなことに
全く気がついとらんけ
もったいないことになるんよ
福島にも世界NO1の商品がある!
ってメディアにでも
プレスリリースしたら
もしかしたら食いついてくるかもしれんけど
わしじゃったら
今の時代背景を考えて
どうせ浸かるんなら
ドップリと愛人として
漬かってみませんか?
っと、今の不倫騒動に引っ掛けて
愛人漬けって言う商品を作るの
しかも色は
ちょっとピンク色の漬物で!
そんな作ったら
週刊文春に取材されるかもしれんで
なんてセミナー中に話したら
この彼、こういう遊心を逃さん勝ったね
大根をちょっとピンク色に漬けて
作ってきた
あなた色に漬け込まれ・・・
というサブコピーまで入っている
そのまま広島に持って帰って
わしの後輩の焼き鳥屋で
みんなで食ったら
さすが、漬物技術が半端ない会社
パッケージはふざけてても
味はくっそ美味しい
そこにいた人全員が
コメがほしいわ~~
って
これ、もうちょいパッケージもちゃんと作って
本格的に売り出したら
まじで、取材依頼が殺到して
メディにバンバン出れるかもしれんの
って盛り上がっていたら
さすがに歴史のあるこの会社
社長はじめ、古い重鎮の方達に
バッサリ切り捨てられたらしい
なので、商品になったのは
コレだけだった・・・
幻の愛人漬け
わしの大好きな
サンデージャポンにも
出れそうな予感がしてたのに
残念
でもね
みんなの会社にも
こういう埋もれた情報があるかもよ
内向きな目線じゃなく
外からの目線で
自分の会社を見てみて
意外な発見があるかもしれんけ!
いや~
でもマジでうまかった
せっかく作ったんじゃけっと
愛人漬けというネーミングじゃないけど
別ネームで売られとるけ
彼の会社のネットショップで購入可能よ
そんな若社長候補のブログは
ほんじゃまた