ワシらの悩みなんてちっぽけすぎる

vol.5221

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毎年この日になると

ワシらの悩みなんて

この当時の人たちの絶望感からしたら
ちっぽけに見えるだろうな〜

って思う

今は恵まれているんだから

もっと前を向いて
頑張らんといけんな〜

そう思う

それでは2022年8月6日(土)号
行ってみよう！

今日は77回目の
平和記念式典

広島以外の人には
8月6日という日が
あまりピンと来ないとは思うけど

77年前の今日
広島に原子爆弾が投下された日

自宅をこの原爆ドームの近くに
引っ越ししてからは

毎年8月6日は
平和公園に行って
黙祷を捧げているんじゃけど

今年はいつもよりも
厳戒態勢がスゴい気がする

わしの家の下にも警察がいるし

いたるところの道路が
封鎖されているし

川にも警察のボートが

平和祈念公園の正面には
多くのボランティアスタッフも配置されている

今年は安倍元総理の
あの痛ましい事件もあったので

広島県警は
気が気じゃないはず

そんな広島ですが

わしらは地元なので
子供のころから

いわゆる平和学習

というのをたくさん受けている

原爆がどんなもので
どんな惨劇を作り上げたのか

などなど

そういう資料とか見るのが
いまでもトラウマになるくらい

イヤな思い出として焼き付いている

これが天災ならば
ココまでの気持ちには
なっていないんだろうと思う

でもこれらは全て
人の手で作られた事実

じゃけ、こんなに
嫌な気持ちになるんじゃろう

でもこういう原爆が落ちて

その当時の昭和天皇が
敗北を認めなかったら

まだまだ何年も戦争が続いて

今のワシは
この世にいないかも

それくらい戦争は

一部の人間以外
誰のためにもなってない

でも広島原爆投下から
77年が経った今でも

ロシアとウクライナのように
ドンパチやっているし

先日も中国から
ミサイルが発射された

まぁーこれが
目に見えている世界で

本当の世界は
裏でみんなが繋がっていて

知らないのは
ワシら一般庶民だけ
なのかもしれんけど

そんなこと言い出したら
何も始まらんけど…

ただわかるのは

あんなに焼け野原になった広島が

今こんなに住みやすい
街になっている

広島には75年間は
草木も生えないだろう

そう言われたけど

焼けこげたガレキの間から
赤いカンナが花を開き

これを見た人々は
生きる勇気と希望を持った

こんな話があるように

人生なんて

大変な時は

大変な今しか見れなくて
この先明るい未来なんて来ない

そう思ってしまい

ネガティブな発想しかなくなるけど

必ずポジティブな時が来る

しかも

ネガティブを経験してるから

少々じゃへこたれない
ポジティブがやってくる

だから

どんなに挫折しても
腐っちゃいけん

１、2年ネガティブな時を耐えれば
必ず明るいポジティブな時代が

この先何年も続く
そんな世界が待っている

毎年この8月6日になると
この思いが強くなる

その当時の人たちの挫折は
ワシらじゃ想像もつかない

でもこうやって
復興している広島があるのは

紛れもない事実

この当時の人たちからすると

今のワシらの悩みなんて
ちっぽけなもんじゃと思うわ

さぁー前を向こう

今はダメかもしれんけど
巻き返せる時が来るから

それまでしっかり
準備しとこう

そんなことを
少ない髪を切りながら
思ってしまった

ほんじゃまた

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