平昌オリンピックが終わって
日本に帰ってきて
世界がガラッと変わっているんでしょうね
カーリング女子日本代表
ってか
このカーリングという競技だけ
日本全国からえりすぐられた
選手たちで作るんじゃなく
自分たちの
クラブチームみたいなので
出場するんですね
なんとも不思議な競技ですが
今回のカーリング日本代表は
LS北見といって
主将である本橋麻里さんが
2010年に作ったチームらしい
日本でカーリングのメッカといえば
青森県らしく
すべての選手が青森に集まる
でもこの本橋麻里さんが
地元である北見市で
カーリングのチームを作りたい
との想いで
彼女が作ったチームらしい
そして活動資金をねん出するために
自ら営業活動をして
スポンサーを集めたという
そして今回の平昌オリンピックでは
彼女は直接試合には出ない
リザーブという立ち位置で
この大会に臨んだ
でもこの本橋さんといえば
8年前のバンクーバーオリンピックで
かわゆい~~
って一躍人気が出た選手
調べれば
実力も相当あるようじゃ
でも、その彼女が
今回の平昌オリンピックでは
リザーブという
直接試合には出ない
裏方的な仕事に回った
本人、31歳という
まだバリバリに試合できる年齢
それなのに
完璧に裏方に徹することができたのは
どうやるのがチームとして
一番いい選択なのかを考えた結果
これってわしら
中小零細弱小家業の社長が
一番できんことよね
なんといっても
中小零細弱小家業の社長は
その会社(チーム)では
一番の点取り屋で
一番のムードメーカーで
一番の財務担当者
そう!
すべて一人でこなしている
それが創業時には
それでよかったものが
会社(チーム)も
大きく育って
下の人も増ええてきた
その時にどうするのか
ここで、その会社(チーム)が
大きくなるか、ダメになっていくか
それが分かれるところ
わしが今まで
色々な社長さんを見てきて
大体失敗するパターンは
先輩経営者から
おまえもそろそろ
下に任せんとダメで!
いつまでもお前がやってたら
下が育たんけ
早く現場から下がった方がいいで!
そんな話をきかされ
それを鵜呑みにして
何の下準備もせずに
パッと現場から引いてしまう
そしてそんな体制は
取ってみるんじゃけど
思うように現場が動かないから
すぐに口出しするし
手も出してしまう
だから任されたと思っていた責任者も
そんなに口出しするんなら
自分でやればいいじゃないですか
となって
ドンドンと士気が下がってくる
任せる
この言葉って
相当な重みがあるんよね
任せる
という言葉の裏には
覚悟
という言葉が隠れている
この覚悟がない中で
格好だけで任せたりするから
すぐに手も口も出るようになる
そこは
任せる側も
任される側も
覚悟が必要じゃし
その覚悟をする理由
これが共有されてないと
うまくいくはずがない
そういう目で
この本橋麻里さんを見ると
いろいろなところがすごいよ
キャプテンでもあり
このチームを作った創設者でもあり
この中の誰よりも
知名度がある人なのに
試合後のインタビューとかでは
絶対に後ろに引いとるけぇね
わしも
もう50も過ぎた
この年齢になったけ
なんとか生徒さんの実績を
手を叩いて喜べるようになったけど
彼女と同じ
31歳なんていったら
わしが!わしが!
って誰よりも前に出とったけ
ちなみに27歳のわし
髪フサフサじゃけ
なので
覚悟のない人は
簡単に任せるなんて
口にしたらいけんよ
ほんじゃまた