vol.2989
昨日は
遠く100キロ離れた所から
スポットコンサルを受けに来てくれた
その方は
わしのブログを
ネットサーフィンしているときに
偶然見つけたそうで
そこから色々と読みあさり
これって
俺に言ってる??
って思わず
1人突っ込みしてしまうようだったと
その方は
飲食店を経営されているが
なかなか思うように売上も上がらず
少しずつではあるが
確実に売上が下がっている
自己分析をした結果
お店に何の特徴もなく
作業の時間ばかりが増え
お客さまに目が向いていない
そんな相談じゃった
これって誰もが通る道なんじゃろうけど
結局は一言で言うと
ホンマにその仕事が好きなんか?
ってこと
もっと細かく言うと
料理を作るのが好きなのか
料理を提供したときの
喜んでもらえる顔が好きなんか
そのお店の空間が好きなんか
ということ
きっと彼も
そのどれもが好きなんだろうけど
そのお店を始めたきっかけが
自分のお店を持ちたい!
そこだったから
お店をオープンした時点で
目標の半分は
達成されてしまっている
だから、そのオープンさせたお店で
料理を作って
ちゃんと提供すれば
お客さんが来てくれる
そう思っていたけど
現実は違っていた
ただそれだけの話・・・
だからきっと
そのお店のお客さんが
友達と話をしているときに
「昨日ね、○○ちゃんとランチしてきたんよ」
「へぇ~ どこで」
「○○にあるご飯屋さん」
「へぇ~ そのお店っておいしいの」
「んん~ パスタとかピザとかあったけど・・・」
「イタリアン フレンチ」
「さぁ~ なんじゃろう
でも、まぁまぁ美味しかったよ」
きっとこんな会話が
されるんだろうと思うけど
あなたがこの会話を聞いていて
そのお店に行きたい!
そう思えるかね
これって、お店側が
お客さんに与えている印象が
中途半端だから
お客さんも
友達にクチコミしたくても
何をどういっていいのかが分からない
分からないと言うことは
クチコミとして成立しない
ということになる
きっと彼のお店は
料理も店内の雰囲気も
悪くはないんだろう
でもそれって
可もなく
不可もなく
何もない
そんな状態なんです!
だから彼のお店が
ある時なくなったとしても
誰も困らないんだろう
なぜ困らないか
それは・・・
彼のお店に変わるお店が
他にもあるから!
飲食店で
当店のお肉はA5だから
おいしさが違う!
みたいにメニューに書かれていても
全然、ひかれん
そのA5って
食材卸屋が言ったんじゃろ
って言うことは
その食材卸屋が下ろしている他のお店にも
そのA5の肉はあるということじゃけ
でも、そのお店の店主が
わざわざ畜産家にまで行って
そこから買いつけてきた
どこにも出回っていない
当店だけのA5です
なんて書いてあったら
そこにはちょっと引かれるよね
今時美味しい料理なんて
どこに行っても食べられる!
でも、それを作っているのは
料理の鉄人に出ていた
有名シェフが作っている
っていうのなら
それも味の一部になるけど
そうじゃないんなら
どこにでもある
そこそこ美味しい料理
これじゃ、クチコミにはならんよ
昨日の相談者には
せっかく100キロも離れた場所から来てくれたんだから
特別な秘策を教えて上げた
でも、それは
あくまでもテクニック的な話で
一番大事なのは
その仕事を
本気で好きになること!
儲かるとか
儲からないとかは
その本人の
気持ち次第でどうにでもなる
売上を追ったり
福沢諭吉を追うと
どんどんと
お客さんは逃げていく
コレは原理原則なんよね!
ほんじゃまた