昨日の相談者は建築業界の人じゃった
その人の仕事は
職人としての腕も確からしい
何と言っても仕事が綺麗だ
そこを買われたのか
大手メーカーの 施工の仕事も入って
すべてを任されていた
その信用信頼のおかげで
仕事の幅が広がり
最後は県内全域を超え
近県への仕事まで手を広げていた
だが・・・
その仕事をくれていたメーカーが
さらに大きな会社に 吸収合併された
すると・・・
コストカットということで
施工の仕事も外注じゃなく
自社で行うこととなった
これこそまさしく
天国から地獄
しかも1年とか2年とかと言う
猶予もまったくなく
ある日突然の宣告だったみたい
今までは何もしなくても
仕事が舞い込んでいた
だからその仕事を
いい腕でいい仕事をしておけば
全てがうまくいっていたが
仕事が入らないんじゃ
いい腕でいい仕事をしようもない
さあ
こうなったらどうするか
ずっと職人としてやってきた人たちは
目の前に仕事があって
初めて生かされる
だが会社は
存続していかなければいけない
遊んでいる場合じゃない
目の前にぶら下がる仕事は
どんな仕事でもやっていくようになる
それが金額が合おうが合うまいが
遊んでいるよりはいいと思っている
でもこういう仕事は
やればやるほど自分の首を絞めていく
なぜ首を絞めていくかと言うと・・・
その安い仕事は
誰がやってもいい仕事だから
もし彼がその仕事を断れば
その仕事は
もっと飢えている会社へと回っていく
ということは
どんなにいい腕があっても
その腕を認めてもらえなければ
ただの作業人と何も変わらない
彼の会社も
こんな状況になって
もう2年が経つ
きっとこのままだと
この先5年経とうが10年経とうが
何も変わらないはず
いや、変わらないというよりも
もっともっと苦しくなっているはず
朝から晩まで現場に入り
汗を流しても 一向に楽にはならない・・・
こんなことがしたくて
独立したんだろうか・・・
そんな時に
わしのブログセミナーの門を叩いた
そして見事
365日毎日更新を達成してくれた
だが・・・
朝から晩まで現場に入り
夜は夜で見積もりを書いて
その時間の合間を縫って
ブログを365日更新したことは
すごいと賞賛する以外何者でもない
だがそのブログは
毎日が
ただ書いているだけのブログだった
そこにプロとしての
彼の思いや、考え方など
どこにも記載されていない
そんなやっつけ感満載のブログを読んで
誰の心が震えるだろうか?
彼のプロとしての考え方に
共感するだろうか?
少なくともうちの塾生で
ブログから成果を
バンバンに上げている人達は
このプロとしての熱い想い
この発信が半端ない
だからそれを読んだ一般の人たちが
是非この人に仕事をお願いしたい
となっている
でも今回の相談者のような
朝から晩まで仕事をして
ゆっくりと自分の人生を
振り返るような時間もない
そんなバタバタとした
余裕も全くない人に
共感する人など誰もいない
ただ毎日が
支払いをして
飯を食って
給料を出して
それだけのための仕事になっている
わしもここまで生きて来て分かったけど
痛みを伴わない改革なんて
ありえない!
今回の相談者で言えば
朝から現場に出て汗水流す
その手をいったん止めて
彼らの良さをふんだんに表現した仕事を
それをいいと共感してくれる人に届ける
そんな営業活動をやっていかない限り
いつまでたっても
ランチェスターの竹田先生のおっしゃる
バタビン(バタバタ貧乏)
のままじゃ
昨日彼にも言ったんじゃけど
このままの状態を何年も続けていくうちに
ちょっと体調不良が出て
病院に行ったら
○○がんのステージ4です
なんて宣告されたら
死んでも悔やみきれんと思うよ
同じ貧乏をするんなら
納得する貧乏をしんさいや!
ってね
安い誰でもできるような仕事は一切しない!
これを宣言せん限り
いつまでたっても
バタビンからは抜け出せれんよ
バタビンになる一番の要因は
金の奴隷になっているから
出て行くお金を稼がんといけんから
一生懸命にお金を入れようとする
お金んなら何でもいい!
っと、質より量を求めている
じゃけ、ダメなんヨ!
こんな穴の開いたバケツに
どんなに水を入れても
限界があるんよ
ならば、まずはふたをする!
そして出て行く水を止めて
足をいったん止めて
じっくりと考える
3万円の誰でもできる仕事を
10本こなすよりも
30万の仕事1本取る方を考えようや
30万の仕事を取ろうと思ったら
そこには他ではできない
プロとしての熱い想い
これがないと
誰もそんな仕事だしてくれんよ!
まずはいったん足を止めんさい!
足を止めたら死ぬかも・・・
って思っているかもしれんけど
心配しんさんな
今の状態でも
十分死んどるけ!
今の彼に残された道は
足を止める以外に方法はない!
本当に情熱をかけてやりたいことは何か?
他ができない自分にしかできなことは何か?
そんなプロの仕事を誰に提供していきたいのか?
そのプロ感を通じて
世の中に何を発信していきたいのか?
この辺りを
もう一度原点に返って
見直すことが重要になるよ!
ほんじゃまた